ドイツ:8月の消費者信頼感指数、5カ月ぶり高水準に上昇

ドイツの消費者信頼感は8月に5カ 月ぶり高水準への上昇が見込まれる。独市場調査会社GfKが26日発表 した。ソブリン債危機が経済成長に打撃を与えつつあるとの懸念が強ま っているものの、賃金の伸びが信頼感の向上に寄与しているという。

GfKによると、約2000人を対象とした調査に基づく8月の消費者 信頼感指数は5.9と2カ月連続で上昇し、3月以来の高水準となった。 ブルームバーグがエコノミスト21人を対象に行った調査の予想中央値で は7月の5.8から横ばいが見込まれていた。

欧州全域で政府と家計部門で支出削減の動きが見られ、ドイツの製 品に対する需要は減少し、成長への打撃となっている。ドイツ企業の7 月の景況感はエコノミスト予想を上回る落ち込みとなった。格付け会社 ムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日に、ドイツの格付け見 通しを「ネガティブ(弱含み)」に変更。その一方で、賃金の伸びや20 年ぶり低水準の失業率を背景に国内支出は増加しており、輸出の減少に よる影響を補う形となっている。

GfKは発表文で、「賃金協定の改善を背景に、昨年より雇用が増 加し収入も大幅に伸びたことで、所得面での心理はかなり押し上げられ ている」と分析。ただ、「消費者はドイツ経済も欧州危機に巻き込まれ るとの懸念を強めつつある」と指摘した。