IMF:金属相場は下落の可能性、中国の不動産投資が縮小なら

工業用金属の最大の消費国である中 国の不動産投資が2%減少すれば、亜鉛とニッケルの価格が最も打撃を 受け、金属相場が2.7%下落する可能性があると国際通貨基金 (IMF)が警告した。

中国の4-6月(第2四半期)の経済成長率は7.6%と、2009年以 来の低い伸びにとどまった。IMFによると、不動産投資が2%減少す る場合、金属相場は前年比で2.7%下落する恐れがある。金属別では、 亜鉛が4.3%、ニッケルが3.7%、鉛が3.2%、銅が3.1%それぞれ値下が りするとIMFはみている。

IMFは24日にウェブサイトに掲載した中国に関する年次報告で、 「金属相場全般への影響は4半期にわたって続き、鉛と亜鉛については 5、6四半期に及ぶことが予想される」と分析。「不動産投資の無秩序 な減少は中国と世界経済の成長に重大な影響をもたらす可能性がある」 と指摘した。

ロンドン金属取引所(LME)のニッケル価格は今年に入って15% 下落。鉛は8.4%、スズは8.3%、アルミニウムは6.8%、銅は1.9%、亜 鉛は1.6%それぞれ値下がりしている。LMEの銅、アルミ、ニッケ ル、鉛、亜鉛、スズで構成するLMEX指数は年初から5.1%下げてい る。

原題:IMF Says Metals May Decline 2.7% If China Real Estate Weakens(抜粋)

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