NZ中銀:政策金利を2.5%に据え置き-インフレ抑制の見通し

ニュージーランド(NZ)準備銀行 (中央銀行)は26日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レー トを11会合連続で過去最低の2.5%に据え置くことを決めた。欧州財政 危機によるリスクと、インフレ抑制の見通しを理由に挙げた。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では、16人全員が金利 据え置きを予想していた。同中銀の前回の金利変更は2011年3月に実施 した利下げ。

ボラード総裁は金融政策決定会合後の声明で、「NZの貿易相手国 の見通しは依然好ましくなく、ユーロ圏の幾つかの国はリセッション (景気後退)に陥っている」としながらも、「ユーロ圏の状況が極めて 大きく悪化するリスクは依然限定的だ」と表明した。

同総裁は、NZ国内経済は「向こう数年間、緩やかに成長する」見 通しであり、地震で大きな被害を受けたクライストチャーチの復興が建 設業を押し上げる見込みだと指摘。ただ財政再建とNZドル高による需 要抑制がこうした動きに逆行していると分析した。

NZドルは、ボラード総裁の発言の後、上昇。ウェリントン時間午 前10時16分(日本時間午前7時16分)現在、1NZドル=0.7910米ド ル。コメント公表前は0.7890米ドルだった。年初来では1.8%上昇と、 ブルームバーグが調査する主要10通貨中、1位のパフォーマンスとなっ ている。

ボラード総裁はこの日、年間インフレは政府目標レンジの1-3% の下限にあるが、中期的にはレンジの中央値付近に落ち着く見通しだと 述べた。

NZ中銀のこの日の発表を受け、投資家は年内に利下げがあるとの 見通しを後退させた。トレーダーは9月に0.25ポイントの利下げを実施 する確率を32%と織り込んでおり、25日時点の44%から低下した。ウエ ストパック銀行のスワップ・データで明らかになった。

原題:N.Z. Holds Rates at Record Low Amid EU Risks, Tame Inflation (2)(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie、Michael Heath.