日銀、固定金利オペで再び札割れ-決定会合で減額も奏功せず

日本銀行が実施した資金供給のた めの資産等買い入れ基金の固定金利オペで、再び応札額が予定額を下 回る札割れが発生した。日銀が12日の金融政策決定会合でオペの期間 区分を撤廃するなど基金運用を見直した後で、初の札割れ。

日銀発表によると、予定額8000億円に対して、応札額は4475億 円にとどまり、全額を落札した。同オペは7月30日にスタートし、来 年2月15日に期日を迎える6カ月物。スタート日を過去に実施した3 カ月物の期日に合わせて行った。

東短リサーチの寺田寿明研究員は、札割れについて「もう少し応 札が集まると思ったが、やはり6カ月は需要が弱かった。3カ月を実 施すれば応札も集まってレポに低下圧力がかかっただろうが、日銀は 年末のオペ残高を意識して運営しているのだろう」と説明した。

日銀は12日の会合で、固定金利オペで札割れが多発していること を受けて、固定金利方式の共通担保オペを5兆円減額し、代わりに短 期国債買い入れを5兆円増額することを決定。また、3カ月、6カ月 という区分を取り払って「期間6カ月以下」として行うことにした。

6カ月物オペは今月の日銀会合前の10日実施まで14回連続で札 割れとなっていた。会合後には20、24日に実施されたが、いずれも札 割れを回避していた。

--取材協力 船曳三郎 Editors: 山中英典, 持田譲二