米ビザ4-6月期:利益は市場予想上回る-カード利用が増加

電子決済ネットワーク世界最大手、 米ビザの4-6月(第3四半期)決算は、利益がアナリストの予想を上 回った。クレジットカードやデビットカードによる支出が伸びた。

25日の発表資料によると、調整後利益は10億6000万ドル(約830億 円、1株当たり1.56ドル)と、前年同期の8億8300万ドル(同1.26ド ル)から増加。ブルームバーグがまとめたアナリスト34人の予想平均は 1株当たり1.45ドルだった。調整後利益は、反トラスト法(独占禁止 法)違反に問われた訴訟関連の引当金41億ドルを除外している。

ジョセフ・ソーンダーズ最高経営責任者(CEO)率いるビザは、 消費者が支払い方法を現金から電子取引に移行する最近の流れから追い 風を受けている。同社やマスターカード、一部の米銀大手はクレジット カード手数料で談合を図ったとして小売業者から訴えられていた訴訟 で、今月和解している。

訴訟関連の引当金などを計上した後の純損益は18億4000万ドル(1 株当たり2.74ドル)の赤字だった。前年同期は10億1000万ドル(同1.43 ドル)の黒字だった。

同社は最新の収益見通しも示した。通期の1株利益の伸びについて 5月時点の見通しを引き上げた。

ニューヨーク時間午後5時(日本時間26日午前6時)現在、ビザの 株価は時間外取引で2.2%高の124.91ドル。過去1年間では37%上昇し ており、上昇率はS&P500種情報技術(IT)指数を構成する71銘柄 で3位。

原題:Visa Profit Beats Estimates as Credit-Card Spending Climbs (1)(抜粋)