ロンドン五輪:市民はちょっと迷惑、道路50キロがVIP専用に

800万人のロンドン市民は同地での 五輪開催で、ちょっと不自由を強いられている。ロンドンの道路30マイ ル(約48キロ)以上が2012年夏季オリンピックのためにやってきた役員 や選手、要人の移動専用の「五輪レーン」になってしまったからだ。

ロンドン交通局によると、25日から適用された交通規制は8月12日 の閉会式典が終わるまで、毎日午前6時から真夜中まで実施される。い わゆる「オリンピックファミリー」の需要が低ければ、これらのレーン は一般向けに開放されるかもしれないという。

この専用道路のおかげで、五輪開催期間を通してロンドンの道路が 渋滞するのではないかと懸念されている。この五輪レーンは109マイル (約175キロ)にわたるオリンピック・ルート・ネットワークの一部。 ネットワーク内ではジャンクションを閉鎖したり右左折を禁止したりし て目的地に早く着くよう工夫されている。この五輪レーンがテストされ た今週初め、幹線道路は大渋滞した。

ロンドンのハイヤー会社ブルネル・キャリッジの運転手、アブドゥ ル・マリク氏は「ひどく分かりにくい」と言う。この日朝6時過ぎに市 内を走った同氏は「制限が多すぎて、どっちへ行っていいか分からな い」と話した。

五輪レーンに入ったり制限地域で停車すると130ポンド(約1 万5700円)の罰金を科される。車が撤去された場合は返してもらう費用 として200ポンドがかかる。

ロンドン名物の黒塗りタクシーのある運転手は「悪夢だ」と叫んだ が、ジョンソン・ロンドン市長はロンドン交通局の発表文で、オリンピ ック・ルート・ネットワークの整備はどの五輪開催都市にも求められる ものだと説明。「当初計画した全長を3分の1短縮した上、ロンドン市 民への影響を最小に抑えるため規制開始はできる限り遅くした」と理解 を求めている。

原題:Londoners Face Olympic No-Go Zones as VIP ‘Games Lanes’ Open (1)(抜粋)

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