中国は追加金融緩和には動かず「現状維持」の公算-IMF

中国は金融面での刺激策強化や歳出 拡大には動かない可能性があると、国際通貨基金(IMF)の中国駐在 の首席代表が指摘した。現行の措置で十分成長を支援できているためと している。

IMFの駐中国代表事務所の李一衡首席代表は25日、北京の事務所 でのインタビューで、中国当局は金融政策スタンスを既に「より中立的 もしくは緩和的なもの」にシフトさせており、「現状を維持」する公算 が大きいとしたほか、今年の予算は拡大を見送る可能性があると述べ た。

李代表の発言は、中国経済の拡大ペースは今年下期に加速するとの IMFの見方を反映している。IMFは先週、中国の成長見通しを下方 修正した。中国当局は成長鈍化を食い止めるため、1カ月で2回にわた って利下げを実施したほか、投資計画の承認を加速させた。

李代表は、「中国当局のこれまでの取り組みは、経済を底打ちを確 実にするのに既に十分な内容だ」とし、「現行政策を維持する可能性が 高い」と予想した。

その上で、追加利下げの可能性も排除していないとし、インフレ率 が低下した場合は追加利下げに動く可能性があると指摘。一方、欧州債 務危機が悪化しないと仮定した場合、「現行予算には成長支援に向けた 政策調整を続けるのに十分な余地がある」と説明した。

原題:China May Refrain From Additional Easing, IMF Official Says(抜粋)