任天堂:4-6月期純損失172億円-円高、3DS採算割れ続く

任天堂の4-6月期連結純損益は 172億円の赤字となった。携帯ゲーム機「3DS」不振に見舞われた前 年同期からは改善したが、円高や3DS販売の採算割れ継続が響き、3 年連続で損失を出した。

ブルームバーグ・データによるアナリスト3人の純損失予想平均 は164億円だった。前年同期は255億円の赤字。一方で営業損益は103 億円の赤字と、市場の損失予想平均215億円を上回った。広報担当の皆 川恭広氏によると、3DSの採算割れ状態は7月に入って解消した。

今期(2013年3月期)業績予想は据え置いた。想定為替レートや ゲーム機の販売計画も不変。任天堂は発売後半年足らずの昨年8月に3 DS値下げを強いられ、前期で1962年の上場以来初の純損失を計上。 今期は新据え置き機「Wii(ウィ―) U」投入などで200億円の純 利益を確保する方針。「U」の販売計画や価格は引き続き非公表。

ドイツ証券の菊池悟アナリストは「為替も重要だが、もっと大きい のは3DSと『Wii U』だ」と指摘。3DSハードの採算確保は 「好ましい」としながらも、ポイントは人気キャラクター「マリオ」関 連の新作が米国を中心にどの程度売れるかなど、利幅の厚い対応ソフト 販売の動向だと語った。「U」の価格設定もカギになると述べた。

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