今日の国内市況(7月25日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株4日続落、欧州不安とアップル決算失望-バブル後安値に迫る

東京株式相場は4日続落。欧州情勢への不安が強く、米アップルの 4-6月決算が市場予想に届かなかったことも嫌気された。円高警戒感 もあり、電機や自動車、機械など輸出関連株が下落。景気敏感業種への 売り圧力が続き、鉄鋼など素材関連、海運、鉱業株も売られた。

TOPIXの終値は前日比11.21ポイント(1.6%)安の706.46で、 バブル経済崩壊後の最安値(695.51)を付けた6月4日以来の水準。日 経平均株価も同122円19銭(1.4%)安の8365円90銭と、同日以来の安値 水準に沈んだ。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの中尾剛也シニアイン ベストメントマネジャーは、「欧州発の質への逃避が続いており、株式 市場でも外需依存度の高い業種、銘柄がなかなか下げ止まらない」と指 摘。センチメント悪化により、「バリュエーションの割安さが無視され ており、ロスカット的な売りにつながっている」と話した。

●債券反発、米債高・株安や欧州懸念で-2年利回り7年ぶり低水準

債券相場は反発。前日の米国市場で、欧州の債務問題への不安が強 まり、株安・債券高となった流れを引き継いで買いが優勢となった。新 発2年債利回りは一時7年ぶり低水準を付けた。

ドイツ証券の山下周 チーフ金利ストラテジストは、「株価が下落 しており、リスク回避の流れが続いている。20年債入札前のわりには足 元で堅調。昨日いったん入札に向けた調整でポジション(持ち高)を落 とした人もいたようだが、外部環境を見ると、売りづらい状況が続いて いる」と述べた。

東京先物市場で中心限月9月物は反発。前日比7銭高の144円58銭 で始まり、いったん3銭高の144円54銭まで伸び悩んだ。しかし、午後 に入って、日経平均株価 が下げ幅を拡大すると、徐々に買いが優勢と なり、一時13銭高の144円64銭まで上昇した。結局、12銭高の144円63銭 で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物の324回債利回りは 同1ベーシスポイント(bp)低下の0.725%で取引を開始。午後に入っ て、水準を切り下げ、1.5bp低い0.72%に低下した。

●ユーロが対円11年ぶり安値圏、欧州債務懸念-ECB発言で午後反発

東京外国為替市場では、欧州債務危機の深刻化を背景にユーロが対 円で約11年ぶり安値付近で推移。一方、欧州金融当局者の発言を手掛か りに、欧州市場に向けてはユーロ買いが強まっている。

東京市場のユーロ・円相場は朝方に一時1ユーロ=94円14銭までユ ーロが弱含み、前日の海外市場で付けた2000年11月以来の安値(94円12 銭)に接近。その後は94円前半でもみ合う展開となっていた。

一方、欧州中央銀行(ECB)政策員会メンバー、オーストリア中 央銀行のノボトニー総裁の発言を受けて、欧州時間帯にかけて、ユーロ は反発。午後4時30分現在は対円で94円66銭前後で推移している。同総 裁は、ブルームバーグとのインタビューで、ESM(欧州安定メカニズ ム)に銀行免許を付与するとの議論があると述べた。また、ECBはマ

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