シンガポール:今年の成長率1%割れも、欧州危機悪化なら

シンガポール通貨庁(MAS、中央 銀行に相当)は25日、米国や中国の景気低迷が顕在化し、欧州債務危機 が大きく悪化すれば、同国の成長率が1%を割り込むこともあり得ると の見解を示した。MASは市場の混乱に対処するため準備資産などを増 やしている。

MASのメノン長官は同日の会見で、「成長の勢いが鈍化しつつあ ることは明らかだ」と述べた。MASはこの日、年次報告書を公表し た。同長官によれば、シンガポールの現在の成長予想(1-3%)は米 国のリセッション(景気後退)やユーロ圏危機の大幅な悪化、中国経済 のハードランディングが起きないことを前提としているという。

年次報告書によれば、MASの2012年3月通期決算は27億7000万シ ンガポール・ドル(約1700億円)の黒字。前年は109億シンガポール・ ドルの赤字だった。

MASは今年のインフレ率を4-4.5%と予想。従来予想は3.5 -4.5%だった。

原題:Singapore Says Growth May Fall Below 1% as MAS Boosts Reserves(抜粋)

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