ウェルズF、評価困難な資産比率が米大手6行で最大-S&P

住宅金融で米最大手のウェルズ・フ ァーゴは、評価が困難な資産が証券ポートフォリオに占める比率が米商 業銀行大手6行の中で最も高いと、米スタンダード・アンド・プアーズ (S&P)が指摘した。

S&Pが24日発表したリポートによると、3月31日時点でウェル ズ・ファーゴが売却可能として保有していたうち評価が困難とされるい わゆる「レベル3」資産は14.5%を占めた。2番目に比率が高いPNC ファイナンシャル・サービシズ・グループは13.6%、JPモルガン・チ ェースが6.8%で続いた。

スチュアート・プレッサー氏らS&Pのアナリストは「レベル3の 資産評価は、追跡できない情報が使われ、多くの場合、内部の基準に基 づいている」と説明。「3段階の資産分類でレベル3は最も客観性に欠 けて流動性に乏しいため、ウェルズ・ファーゴは他行に比べそのポート フォリオに最も高いリスクを抱えている」と指摘した。

同アナリストらは「投資ポートフォリオは、危機前の水準に比べ、 巨大金融機関の収益でより大きな部分を占めるようになっており、結果 的に収益源の集中化が進みかねない」とし、このポートフォリオが将来 の格付け引き下げを招く可能性があるとの見方を示した。

ウェルズ・ファーゴの広報担当、メアリー・エシェット氏はコメン トを控えた。

原題:Wells Fargo Ranks No. 1 in Hardest-to-Value Securities, S&P Says(抜粋)