【個別銘柄】アップル関連や鉄鋼安い、リコー下落、ソフバンク堅調

きょうの日本株市場で、価格変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

アップル関連:東芝(6502)が前日比7.3%安の242円、イビデン (4062)が6.5%安の1172円、村田製作所(6981)が4.2%安の3815円な ど。米アップルの4-6月期連結純利益は1株当たり9.32ドルとブルー ムバーグがまとめたアナリスト予想平均の10.37ドルを下回った。アッ プル株価は時間外取引で5.5%安となっており、部品を供給する企業に も売りが波及した。

輸出関連:トヨタ自動車(7203)が2.2%安の2817円、日立製作所 (6501)が2%安の434円、ファナック(6954)が2.7%安の1万2040 円。ニューヨーク外国為替市場では24日、欧州情勢への懸念からユー ロ・円が一時1ユーロ=94円12銭と、2000年11月以来のユーロ安・円高 水準を更新。この流れを引き継ぎ、東京時間25日も1ユーロ=94円台 前半で推移。円は対ドルでも78円台前半で高止まりしており、業績悪化 懸念から軒並み下げている。

プリンター関連:セイコーエプソン(6724)が7.5%安の568円、リ コー(7752)が5.5%安の502円。米プリンターメーカー、レックスマー クインターナショナルは24日、欧州景気低迷が売上高を圧迫するとし て、7-9月期の1株当たり連結純利益が市場予想の89セントを下回 る75-85セントになるとの見通しを発表。同日の米国株市場でレックス マーク株終値は前日比13%安と約3年ぶりの安値となり、事業環境の厳 しさが意識された。

鉄鋼:JFEホールディングス(5411)が4.8%安の969円、神戸製 鋼所(5406)が5.4%安の70円など。韓国ポスコの4-6月期単体売上 高は、自動車や造船業界の需要が後退したことから、前年同期比8.1% 減の9兆2200億ウォン(約6272億円)となり、アナリストの予想平均9 兆5600億ウォンを下回った。また、12年通期見通しも従来予想か ら0.5%減額し、37兆7000億ウォンを見込むとしており、業況の厳しさ が確認され、国内企業にも連想売りが広がった。

ソフトバンク(9984):4%高の2946円。メリルリンチ日本証券 は24日、投資判断「買い」で新規カバレッジ開始し、同社を通信会社の 中でトップピックとした。世界経済が不透明でも利益は安定して伸びる ため、現在の状況では投資妙味増すと指摘。EV/EBITDA倍率な どから株価は大いに割安との見方を示した。

アステラス製薬(4503):2.2%高の3680円。米国メディベーショ ンと共同で開発を進めているエンザルタミドについて、米国食品医薬品 局から販売許可申請を受領し、内容の審査を開始するとの通知を受け た、と25日発表。申請日から6カ月以内の審査完了を目標とする優先審 査として認められたとしており、今後の収益貢献を期待する買いが入っ た。

昭和電工(4004):1.5%高の136円。東北大学との共同研究チーム が、高濃度の放射性廃液の残さを焼き固める新技術を開発した、と25日 付の日本経済新聞朝刊が報道。汚染残さの管理が容易になるため、東京 電力福島第1原子力発電所の事故で発生した汚染水の処理や、原発周辺 地域の除染作業の本格化に弾みがつく可能性があるとしている。

旭硝子(5201):4.5%安の429円。ドイツ証券は24日、目標株価 を730円から590円に引き下げた。欧州建設統計はここ数カ月、同地域の 需要悪化を示しているほか、欧州の自動車販売も振るわず、液晶パネル 生産の伸びも想定以下にとどまっていると指摘。12年12月期連結営業利 益予想を1190億円から980億円に、13年12月期は1290億円から1090億円 にそれぞれ引き下げた。

大同特殊鋼(5471):7.8%安の428円。4-6月期の連結経常利益 は前年同期比6.3%減の57億円だった、と24日の取引終了後に発表。震 災直後のサプライチェーン混乱の影響があった前年同期と比べ売上高は 増えたが、IT、産業機械で需要調整が継続したほか、円高も影響し た。野村証券では目標株価を540円から470円に下方修正し、相対的にマ ージンは安定しているが、非特殊鋼分野で一部収益の伸び悩みが見ら れ、株価の大幅上昇が期待される状況ではないと分析した。

日本電産(6594):1.8%高の6140円。4-6月期の連結純利益は 前年同期比11%増の135億円だった、と24日発表。13年3月期の通期予 想は570億円で据え置いた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、 前提為替レートを円高方向に変更したことから、通期予想の据え置きは 実質上方修正と指摘。HDD減速のなか健闘しているとの見方を示し た。

キヤノンマーケティングジャパン(8060):7.3%高の1036円。売 上総利益率の改善や構造改革推進で、12年12月期の連結純利益が従来予 想を43%上振れ100億円になるとの見通しを24日発表。野村証券は25日 付の投資家向けメモで、事務関連事業の収益性は改善し、ミラーレス一 眼市場にも参入を決定しており、12年は業績低迷から抜け出す契機とな る可能性があるとの見方を示した。

伊藤忠商事(8001):2.2%安の789円。収益のけん引役となってき た鉄鉱石などの資源価格が下落に転じ、稼ぎ頭の金属部門が減速してい ることが響き、4-6月期の連結純利益は前年同期比で2割強少な い700億円前後になったもよう、と25日付の日経新聞朝刊が報じた。食 料など非資源分野が総じて好調で、収益を下支えしているという。

東京エレクトロン(8035):5.7%安の3330円。SMBC日興証券 は24日、目標株価を3750円から3300円に引き下げた。4-6月期の半 導体製造装置やFPD/PV製造装置の受注状況を考慮し、13年3月期 連結営業利益予想を470億円から180億円に、14年3月期を670億円から 480億円にそれぞれ大幅減額した。

パーク24(4666):2.7%安の1142円。トヨタ自動車がカーシェ アリング事業を全国で始める、と25日付の日経新聞朝刊が報じた。 約1200ある系列レンタカー店にサービス導入を促し、料金は1時間当た り1000円前後にする見通しという。パーク24も「タイムズプラス」と 呼ばれるカーシェアリング事業を展開しており、強力な競合他社の参入 による市場シェアおよび収益の低下を懸念した売りが入った。

芝浦メカトロニクス(6590):6.9%安の135円。4-6月期の連結 営業損失は8億円と前年同期の1400万円から拡大した、と24日の取引終 了後に発表。半導体や中小型液晶パネル分野の受注は前四半期より増加 した一方、顧客の設備投資決定の遅れなどで売り上げ計上の延期案件が あった。8億円の黒字とする13年3月通期の営業損益計画は維持した。

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