ドイツ銀:リスク低減を強化へ-4~6月は利益が予想下回る

ドイツの銀行最大手、ドイツ銀行 は、2013年の自己資本比率目標を達成するため、リスクを減らす方針を 明らかにした。同行の4-6月(第2四半期)の利益はユーロ安による 費用が響き、アナリスト予想を下回った。

ドイツ銀が24日発表した第2四半期の暫定決算によれば、純利益は 約7億ユーロ(約660億円)となり、前年同期の12億ユーロから減少し た。純利益はブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト6人の予 想平均9億9900万ユーロに届かなかった。税引き前利益は約10億ユーロ と、前年同期の18億ユーロから減少。アナリスト予想は15億ユーロだっ た。

欧州債務危機で顧客の取引が減少し収益悪化に直面している投資銀 行は、人員削減で経費の圧縮に取り組んでいる。ドイツ銀は24日に発表 した利益の落ち込みを「リスク低減策」の強化で穴埋めし、自己資本規 制厳格化に対応していく方針を表明した。

キーフ・ブリュイエット・アンド・ウッズの銀行アナリスト、アン ドルー・スティンプソン氏は「ソブリン債危機は経済全体に影響してお り、ドイツ銀行の業績にもそれが反映されている」と指摘。「コストは 私の予想を上回った。ユーロ安が理由のようだ。7-9月(第3四半 期)もこの傾向が続いている」との見方を示した。

欧州債務危機の影響でユーロがドルとポンドに対して値下がりした ことから、米国および英国でのコストがドイツ本国よりも膨らんだ。ユ ーロは第2四半期に対ドルで5.1%下落した。発表資料によると、非金 利費用は66億ユーロと、前年同期の63億ユーロから増加。純収入は約80 億ユーロ(前年同期は85億ユーロ)に減少した。

ドイツ銀は予定通り7月31日に第2四半期決算を正式発表する。

ドイツ銀は来年初めに狭義の中核的自己資本(コアTier1)比 率の目標7.2%を達成できるとの見通しを示し、「通期決算では減益が 予想されているが、リスク低減に向けた追加の取り組みにより軽減され る見通しだ」と説明した。

原題:Deutsche Bank to Raise Capital With Risk Cut as Profit Declines(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE