ブラジル株:ボベスパは3日続落-欧州懸念で資源株売られる

24日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が3営業日続落。格付け会社ムーディーズ・インベスタ ーズ・サービスがドイツの格付け見通しを引き下げ、欧州危機の深刻化 がブラジル株の需要を損なうとの懸念が再燃した。

金属相場安を背景に鉄鉱石生産最大手のヴァーレは4.7%下落し、 ボベスパ指数の下げに最も響いた。一方、時価総額で中南米最大の銀 行、イタウ・ウニバンコ・ホールディングは3.4%上昇。4-6月(第 2四半期)決算で、一時的な費用を除いた利益が35億6000万レアル (約1360億円)と、前年同期比8.1%増加したことが好感された。

ボベスパ指数は前日比0.8%安の52638.63で終了。指数構成銘柄の うち下落が47銘柄、上昇は19銘柄。通貨レアルはサンパウロ時間午後5 時29分(日本時間25日午前5時29分)現在、0.3%安の1ドル=2.0445 レアル。

証券会社ソウザ・バロス・コレトラのエコノミスト、クロドイル・ ビエイラ氏は電話取材に対し、「欧州の状況が短期間に改善する兆しは ない。世界の各市場でリスク回避の動きが強まっており、株式相場のさ えないパフォーマンスが続くだろう」と述べた。

ムーディーズは23日、ドイツとオランダ、ルクセンブルクの「Aa a」格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」に変更。ギリシャがユー ロ圏から離脱するリスクや、スペインやイタリアを欧州諸国が共同支援 する公算が大きくなっていることを理由に挙げた。

原題:Bovespa Drops a Third Day as Producers Decline on Europe Concern(抜粋)

--取材協力:Denyse Godoy.