NY原油:3日ぶり上昇、中東情勢不安や中国指標で

ニューヨーク原油先物相場は3営業 日ぶりに上昇。シリア情勢をめぐり中東での緊張が高まったことや、中 国製造業の減産ペースが緩やかなものにとどまったことから、買いが膨 らんだ。

イスラエルは、シリアの化学兵器庫を他の諸国が攻撃すれば、イス ラエルも地域戦争に巻き込まれることになると警告した。7月の中国製 造業購買担当者指数(PMI)速報値は2月以来の高い水準を示した。 原油は前日、欧州債務懸念を背景に4%下落していた。

アイアイトレーダー・ドット・コムの創業者で市場担当チーフスト ラテジストのリチャード・イルチスジン氏(シカゴ在勤)は、「欧州情 勢よりも地政学的リスクの方が相場に影響している。こうした動きは最 終的に原油価格上昇につながるだろう」と指摘。「中国の製造業のニュ ースも原油を押し上げている。前日はやや売られ過ぎだった」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は前日 比36セント(0.41%)高の1バレル=88.50ドルで終了。年初から は10%値下がりしている。

原題:Oil Rises First Time in Three Days on Middle East, China Data(抜粋)

--取材協力:Grant Smith.