欧州株:3日続落、ムーディーズのドイツ格付け見通し下げ響く

24日の欧州株式相場は3営業日続 落。米ムーディーズ・インベスターズ・サービスが前日遅くにドイツと オランダ、ルクセンブルクの最上級格付けの見通しを「ネガティブ(弱 含み)」に変更したことが響いた。この日発表の米リッチモンド連銀の 製造業景況指数の大幅低下も手掛かり。

アイルランドの製薬会社エランが11%の大幅安。アルツハイマー治 療薬の治験結果が患者の症状改善を示さなかったことが売り材料。オラ ンダの電話会社KPNは7.3%の値下がり。四半期純利益が市場予想を 下回ったほか、同社は配当見通しを61%引き下げた。一方で、増収増益 となったスイスの時計メーカー、スウォッチ・グループは2.3%上昇。 上場ヘッジファンド運用会社として世界最大手の英マン・グループはコ スト削減を2倍に強化すると発表し、4.1%上げた。

ストックス欧州600指数は前日比0.5%安の250.57で終了。前日 は2.5%下げていた。ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念のほ か、スペインでバレンシア州に続き複数の地方政府が中央政府に救済を 求めるとの見方が強まったためだ。

アッティカ・ウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、 セオドア・クリンタス氏は電話インタビューで、「スペインに関しては 静かな日になりそうだったので相場は前日の急落から持ち直すと期待す るところだったが、ムーディーズのニュースに加え、総合景気指数も嫌 気して下げてしまっている」と述べた。

マークイット・エコノミクスがこの日発表した7月のユーロ圏総合 景気指数(速報値)は46.4と、前月から変わらず。同指数は50が活動拡 大・縮小の分かれ目とされ、域内のサービ業と製造業を合わせた経済活 動は6カ月連続で縮小したことになる。リッチモンド連銀が同日発表し た管轄地域の今月の製造業景況指数はマイナス17と、2009年以来の低水 準。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査中央値ではマイナス1 が見込まれていた。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が下落し た。

原題:European Stocks Slide as Moody’s Lowers Its Outlook for Germany(抜粋)

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