【テクニカル分析】ドルは5カ月半ぶり77円30銭へ、雲の下限が焦点

IGマーケッツ証券の為替担当アナ リスト、石川順一氏はドル・円相場が当面、1ドル=77円30銭程度と、 2月9日以来の水準まで下落(ドル安・円高)する可能性が高いとみて いる。

ドル・円相場は昨年10月31日に75円35銭の戦後最安値を記録。政 府・日本銀行のドル買い・円売り介入を誘発した。3月15日には84円18 銭と約11カ月ぶりの高値を付けたが、先月1日には77円66銭と2月14日 以来の安値を記録。今月23日にも77円94銭まで下げた。

石川氏は24日のインタビューで、一目均衡表(週足)で2本の先行 スパンに挟まれた雲の「上にも下にも抜けにくい」と指摘。4月30日- 5月4日と5月14-18日の2週における上限突破も、5月28日-6月1 日週の下抜けも一時的だったと説明した。ただ、6月下旬以降は「上値 が徐々に切り下がっており、下押し圧力が強いため、雲の下限までは下 落してもおかしくない」と語った。

雲の下限は今週と来週には77円30銭に位置するが、9月3-7日週 には79円93銭に切り上がる。石川氏はドル・円相場は、雲の下限と為替 介入に対する警戒感との攻防になるが、「雲の下限が切り上がる局面で 下抜ける公算が大きい」と予想した。

日足の一目均衡表では、①やや短期的な方向性を示す転換線が基準 線を下回る②相場水準が雲より下にある③遅行スパンが相場水準を下回る -のいわゆる「売り3役」の状況にある。