今日の国内市況(7月24日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株3日続落、欧州懸念強く景気敏感安い-電力も下げ8500円割れ

東京株式相場は3日続落。スペインを中心とした欧州情勢の不透明 感が強く、景気敏感業種への売り圧力が続いた。電機や輸送用機器など 輸出関連、石油や卸売など資源関連株のほか、市況下落の悪影響が懸念 されパルプ・紙株も安い。将来の発送電分離などを背景とした収益悪化 懸念で、電力株も売られた。

TOPIXの終値は前日比2.95ポイント(0.4%)安の717.67、日 経平均株価は同20円23銭(0.2%)安の8488円9銭。終値での日経平均 の8500円割れは6月8日以来、およそ1カ月半ぶり。

大和住銀投信投資顧問の門司総一郎投資戦略部長は、債務問題が深 刻化するスペインは「銀行だけでなく、同国政府そのものが支援要請せ ざるを得なくなるといった懸念が現実味を帯びてきた」と指摘。一段の 政策対応を求める催促相場の様相を強めている、としていた。

●債券反落、高値警戒や20年債入札接近で売り-基金買札割れ寸前

債券相場は反落。連日の相場上昇を受けて、高値警戒感が広がる 中、国内株価の下げ渋りもあり、売りが優勢となった。明後日の20年債 入札に向けた売りなどで超長期債が安い。一方、日本銀行が実施した資 産買い入れ等基金の国債買い入れオペでは、応札額が予定額を辛うじて 上回り、札割れを回避した。

東京先物市場で中心限月9月物は、前日比1銭安の144円62銭で開 始。直後に1銭高の144円64銭に上昇したが、再び売りが増えると8銭 安まで下げた。その後は下げ幅を縮めていたが、午後に入ると売りが増 え、14銭安の144円49銭まで下落。いったん144円60銭まで戻した後は再 び売り優勢となり、結局12銭安の144円51銭で終えた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物の324回債利回りは 同0.5ベーシスポイント(bp)上昇の0.725%で開始。その後、0.72%に水 準を切り下げ、23日に付けた03年6月27日以来の低水準に並んだが、午 後には0.735%まで上昇している。5年物の105回債利回りは1bp高 い0.18%。20年物の137回債利回りは3bp高い1.545%。30年物の36回債 利回りは4bp高い1.765%で、18日以来の高水準。

●ドル・円が78円前半、欧州懸念や米金利先安観で円買い圧力根強い

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=78円台前半で推移 した。欧州情勢の先行き不透明感が増す中、前日の海外市場では米長期 金利が過去最低水準を付けており、ドル安・円高圧力がかかりやすい展 開となった。

ドル・円相場は朝方に付けた78円41銭を円の下値に78円21銭まで円 高が進行。午後にかけては午前に形成された値幅20銭での取引が続き、 午後3時35分現在は78円28銭付近で取引されている。前日の取引では一 時77円94銭と、6月1日以来の円高値を付けていた。

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、「欧州情勢をみ ながら、リスク回避の円買い圧力が残る中、日本側の金利に下げ余地が ない状況下で、米10年債利回りが過去最低にまで落ち込んでおり、日米 金利差の縮小を背景にドル売り・円買いになりやすい」と指摘する。

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