豪中銀総裁:豪州の見通し明るい-中国経済めぐる懸念に反論

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)のスティーブンス総裁は24日、豪州は見通しが明るい「幸運な国 だ」と強調することにより、同国が中国経済の鈍化や国内住宅市場の低 迷、世界的な金融の緊張による衝撃に対して脆弱(ぜいじゃく)だとす る懸念を和らげようとした。

シドニーでの講演テキストによると、同総裁は「幾つかの点で悲観 主義者が正しかったと判明したとしても、われわれが対応できないとい うことではない」と指摘。「長期的な視点で賢明な行動をすれば、何が 起きてもこれまで同様切り抜けられる可能性は高い」と語った。講演で は金融政策には直接触れなかった。

豪州では鉄鉱石・石炭の対中輸出への依存や住宅バブルをめぐる懸 念が広がっている。同国は政府の支出拡大と中銀の利下げで、2009年の 世界的な景気後退にのまれるのを回避した。

スティーブンス総裁は「最終的な分析では、国際的な経済状況が大 きく悪化しても、インフレが懸念要因とならない限り、豪州には依然と して必要ならマクロ経済政策を活用する余地があるだろう」と述べ、 「このシナリオでインフレが問題になる公算は小さい」との認識を示し た。

原題:Stevens Seeks to Ease Concerns on China, Housing ‘Bubble’ Risks(抜粋)

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