米4-6月決算:売上高の弱い伸び、予想上回る利益に隠れる

米国企業の4-6月決算は、予想を 上回る利益が売上高の弱い伸びを覆い隠す展開となっている。

ブルームバーグのデータによると、S&P500種採用銘柄のうち既 に4-6月期決算の発表を終えた119社の売上高は平均2.9%増 と、9.6%減となった2009年7-9月期以来の低水準となっている。売 上高が市場予想を上回った企業は42%にとどまる一方で、利益に関して は73%の企業がアナリスト予想を上回っている。

売上高と利益の伸びのこうした格差は、世界的に需要が回復してく るまで企業が採用や事業の拡大を控えている結果の可能性がある。連邦 準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は先週議会で、雇用の改善 に向けた動きは「いら立たしいほど遅い」かもしれないと語った。米国 の失業率は09年2月以来、8%を上回る状況が続いている。

米電話会社2位のベライゾン・コミュニケーションズのフラン・シ ャモ最高財務責任者(CFO)は先週、電話インタビューに答え、「今 後の展開を見極めようと、今は誰もが様子見の状況だ」と説明。その上 で、「こうした状態は成長にはプラスではく、米国内では現状付近での 展開が続く」との見通しを示した。

原題:Sales Slowdown Masked by U.S. Firms Topping Profit Estimates (2)(抜粋)

--取材協力:Scott Moritz、Heather Perlberg、Tim Catts、Wendy Soong、Andrew Roberts、Vinicy Chan.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE