エニグモ初値は公開比2.3倍、マザーズ上場-円高還元、内需材料視

ソーシャル・ショッピング・サイ ト運営のエニグモが24日、東京証券取引所マザーズ市場に新規株式公 開(IPO)した。朝方から買い気配値を切り上げ、午後2時10分す ぎに形成された初値は4030円と、公開価格の1750円に対し2.3倍と なった。その後4115円まで上げ幅を広げた。

同社は2004年2月に設立され、東京都港区に本社を置く。日本未 入荷や海外限定アイテムを含めたブランド品を安く購入できるソーシ ャル・ショッピング・サイト「BUYMA(バイマ)」や、ファッショ ンに特化した無料の写真共有アプリ「stulio(ステューリオ)」を運営 している。主幹事は大和証券。

SBI証券の投資情報部の後藤多賀男課長は、上場以来増益が続 き株価が堅調だった「スタートトゥデイの成長ラインを描いている投 資家が多いのではないか」と指摘。また、為替の円高基調も「輸入品 を扱う会社としては追い風になっている」ほか、「内需関連銘柄という ことも買い安心感につながっている」と見ていた。

13年1月期の単独業績見通しは、売上高が前期比40%増の11億 9000万円、営業利益は同78%増の3億6500円。1株当たり純利益は 145円24銭を見込む。公開価格から算出した予想株価収益率(PER) は12倍。

同社は上場に際し、公募で12万株の新株を発行、オーバーアロッ トメント分を含む売り出しは7万8300株。調達資金は、既存事業の拡 大にかかる人材採用費などの運転資金に加え、サーバー増強やシステ ム開発などの設備資金に充てる予定。