東芝:NANDフラッシュを3割減産、カード需要低迷で3年ぶり

東芝は24日から、携帯電話やPC の記憶媒体で同社半導体の主力であるNAND型フラッシュメモリーを 3割減産する。USBメモリーやSDカード向けなどが供給過剰から年 初来、価格下落を続けていることに対応する。減産はリーマンショック 後の2009年1-6月に実施して以来、3年ぶり。

発表資料によると、同社は6月からカード向けなどで出荷調整を行 ってきたが、24日から生産拠点の四日市工場での稼働率低下に踏み込 み、市況の推移を見ながら稼働状況を見直す。NANDフラッシュ全体 ではPCやスマートフォン(多機能携帯)の好調を背景に、7-9月期 には需給改善が期待できるとしている。

年初に3ドルを超えていたNANDフラッシュの容量32ギガバイ ト(ギガは10億)製品のスポット価格は、23日時点で2.28ドル。減産 は24日付の日本経済新聞朝刊が先行報道し、東芝が午前9時に発表。 同社株価はじり安となり、一時は前日比3.6%安の266円と、09年4月 以来約3年ぶりの日中安値を付けた。

--取材協力:藤村奈央子. --Editors:駅義則, 小坂紀彦