オリンパス会長:資本提携先選び、年内に-ソニーなどと交渉継続

オリンパスの木本泰行会長(63) は、資本提携先が年内に決まるとみている。現在、ソニー、テルモなど と交渉を続けている。23日のブルームバーグ・ニュースとのインタビュ ーで語った。会長就任後、報道機関のインタビューに応じるのは初め て。

木本氏は「早急に増資が必要」としつつ、「早急というのは1、2 カ月ではない」と述べた。複数の社から出資を受ける可能性についても 言及し、ソニー、テルモ、富士フイルムホールディングスの3社につい ては「同じぐらい」の可能性がある、と述べた。同じく打診を受けてい たパナソニックについては「可能性は低い」と明言した。

オリンパスが6月に発表した経営計画では、3月末に4.6%だった 自己資本比率は、2017年3月期には増資なしでも30%以上となることを 目標としている。ただ木本氏は、この数値についても「低い」と指摘 し、「製造業では50%を超える自己資本比率も珍しくない」と述べた。

一方、同社が世界シェアの7割を占める内視鏡事業については、中 国や東欧で今後も成長が見込めると語った。また前期(12年3月期)に 赤字となったカメラなど映像事業については「非常に厳しい」と述べ た。中期経営計画で、映像事業は13年3月期に10億円の黒字を見込む。

木本氏は4月、損失隠し問題によりオリンパスが取締役を刷新した のに伴い、取締役会長に就任した。オリンパスのメーンバンクである三 井住友銀行出身。同行の専務取締役などを歴任した後、日本総合研究所 社長を務めた。

オリンパスへの出資について、ソニー広報担当のジョージ・ボイド 氏はコメントしなかった。富士フイルム広報担当の青木宇雄氏は「オリ ンパスの返事を待っている状態」と述べた。テルモからのコメントは得 られていない。