アップルは業績減速の見通し-iPhone発売までの買い控え

米アップルのスマートフォン(多機 能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の愛好者は、新モデル の発売を待つため、購入を先送りしている。その結果、時価総額が世界 最大のアップルの4-6月(第3四半期)の売上高と利益の伸びは、約 2年ぶりの低水準にとどまる見通しだ。

新モデルが10月までに発売されると予想される中、アナリストら は、アップル最大の収入源であるiPhoneの販売が、4-6月に減 少したと見込んでいる。アナリストは、次期iPhoneの販売が、ア ップルのスマホで最大となると予想する一方で、新モデル発売までの買 い控えが業績の下押し要因になるとみている。

米パシフィック・クレスト・セキュリティーズのアナリスト、アン ディー・ハーグリーブズ氏は、iPhoneの販売台数が約2540万台 と、前四半期の3510万台から減少すると予測。「今は悪いが、後で改善 する」と述べた。

昨年10月の「iPhone4S」の発売の前にも、同様の減速が起 きている。アップルの利益が2003年以来初めてアナリスト予想を下回っ たことを受け、同社の株価は下落した。

アップルは新型iPhoneの発売日や、同製品の計画の詳細につ いて明らかにしていない。ただ、新製品に関するうわさを掲載するウェ ブサイトなどで、アップルの計画をめぐる観測が広がっており、iPh oneの販売台数が実際に減少したと見込まれていることは、そのよう な観測が買い控えにつながる可能性があることを裏付けている。

ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均によると、アップル が24日発表する4-6月決算は、利益が35%増の98億6000万ドル (約7700億円)、売上高が31%増の373億ドルの見込み。予想通りな ら、業績の伸びは大半のハイテク企業を上回るが、同社としては09年以 来の低い伸びとなる。

原題:Apple Growth Seen Pausing as IPhone Buyers Await New Model: Tech(抜粋)