ブラジル株:ボベスパは下落-商品安でヴァーレなどに売り

23日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が今月の最安値に下落。ギリシャのユーロ圏離脱懸念が 広がったのに加え、中国の成長が鈍化する可能性からブラジルの資源輸 出の見通しが暗くなった。

鉄鉱石生産のヴァーレは2.6%下落し、ボベスパ指数の下げに最も 響いた。時価総額でブラジル2位の銀行、ブラデスコ銀行は4.8%安。 4-6月(第2四半期)の調整後の純利益の伸びがアナリスト予想に届 かなかったことが嫌気された。世界的な景気減速がブラジル経済の回復 を抑えるとの懸念から、シレラ・ブラジル・レアルティは6.7%値下が りし、住宅建設株の下げの中心となった。

ボベスパ指数は前週末比2.1%安の53033.96で終了。指数構成銘柄 のうち下落が51銘柄、上昇は15銘柄。通貨レアルはサンパウロ時間午後 5時49分(日本時間24日午前5時49分)現在、0.8%安の1ドル =2.0400レアル。

テオリカ・インベスチメントスのパートナー、ロジェリオ・フレイ タス氏(リオデジャネイロ在勤)は電話インタビューで、「ブラジルは 多くの課題に直面している世界経済の一部で、こうした問題を避けるこ とはできない」と指摘。「経済成長の押し上げに苦戦している重債務国 だらけとなっている。ブラジルはこの数年間、商品相場を押し上げた世 界経済の成長加速のによる恩恵を受けてきた。いまは状況が全く異な る」と述べた。

原題:Bovespa Falls as Vale Drops on Commodities Slump; Bradesco Sinks(抜粋)

--取材協力:Denyse Godoy.