米TI:7-9月売上高・利益見通し、市場予想下回る

アナログ半導体最大手、米テキサ ス・インスツルメンツ(TI)が示した7-9月(第3四半期)の売上 高と利益の見通しは、一部アナリストの予想を下回った。欧州の景気鈍 化が電子製品の需要に響いている。

23日の発表資料によると、7-9月期の1株利益は34-42セント、 売上高は32億1000万-34億7000万ドル(約2500億-2700億円)の見通 し。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均は1株利益が43セン ト、売上高は35億3000万ドルとなっていた。

TIのアナログチップは戦闘機から家庭用の煙探知器までさまざま な用途があり、同社の決算は経済全般の需要動向を示す指標の一つとな っている。欧州の消費が低調なことから、通常見られる7-12月(下 期)の需要拡大は実現しないかもしれないと、スタイフェル・ニコラウ スのアナリスト、トーレ・スバンバーグ氏は指摘する。

同社がこの日発表した4-6月(第2四半期)決算は、純利益が4 億4600万ドル(1株当たり38セント)と、前年同期の6億7200万ドル (同56セント)から減少。売上高は3.6%減の33億4000万ドルだった。

ケビン・マーチ最高財務責任者(CFO)は電話インタビューで、 6月に受注が鈍化したことから、企業が9月に部品をどの程度購入する か通常より見通しが立ちにくくなっていると述べた。

マーチCFOによると、7-9月期の売上高は通常、前期比で約 6%増加する。4-6月期は欧州の需要が低迷する一方で、アジアでは 「健全な需要」があり、日本と米国も伸びを示した。

決算発表を受け、同社の株価は時間外取引でほぼ変わらず。通常取 引では前週末比1.6%安の26.82ドルでこの日の取引を終了。年初来で は7.9%下落している。

原題:Texas Instruments Predicts Sales, Profit That Miss Estimates (1)(抜粋)