NY原油:続落、今年最大の下げ-欧州債務危機を懸念

ニューヨーク原油先物相場は続落。 下落率は今年最大となった。欧州債務危機が深刻化するとの懸念が再燃 していることや、中国人民銀行(中央銀行)の当局者が同国経済成長は 一段と鈍化する可能性があると指摘したことから、売りが膨らんだ。

スペイン国債利回りは過去最高を更新した。ギリシャの債権者は今 週、救済合意に基づく目標に対する同国の進ちょく状況を精査する予定 だ。中国人民銀貨幣政策委員会の宋国青委員は、7-9月(第3四半 期)の成長率が7四半期連続で減速する可能性があるとの見解を示し た。中国は世界2位の原油消費国。

プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)の市場担当シニア アナリスト、フィル・フリン氏は「欧州債務危機に対する懸念がそれ以 外のすべての材料を打ち消すほどになっている」と指摘。「中国減速の 兆しを背景に、デフレスパイラルの見通しも再び台頭している。商品需 要、特に原油の見通しにとっては好ましくない」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物9月限は前週末 比3.69ドル(4.02%)安の1バレル=88.14ドルで終了。中心限月とし ては昨年12月14日以来の大幅下落となった。

原題:Oil Falls the Most This Year on European Debt Crisis Concerns(抜粋)

--取材協力:Grant Smith.

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