FRBの米国債購入どの程度継続か-過剰購入は市場に悪影響

バーナンキ連邦準備制度理事会 (FRB)議長は景気浮揚のために必要かどうかを検討している追加資 産購入で障害に直面する恐れがある。つまり米国債を購入し過ぎるとい うことだ。

シティグループの国際経済担当チーフエコノミスト、ネイサン・シ ーツ氏は、連邦準備制度による過度の米国債は、民間投資家の購入可能 分を圧縮し、その結果流動性が低下する可能性があると指摘した。シー ツ氏は昨年8月までFRBの国際金融局長を務めていた。同氏は電話イ ンタビューで、「過度の米国債購入は市場に深刻な長期的影響を及ぼす 恐れがある」と指摘した。

バーナンキ議長は先週の議会証言で、雇用創出と景気浮揚のために 追加策を講じる用意があると発言している。

FRBが11日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、6月19-20 日開催)の議事録によると、金融政策当局者の一部はこのまま長期債を 購入すれば「いずれかの時点で米国債市場の機能低下につながり、政策 の意図した効果を弱める恐れがある」と考えている。

金融当局の緩和措置によって借り入れコストは過去最低水準に低下 しただけでなく、住宅ローンやその他の債務コストの引き下げにもつな がった。

バーナンキ議長の発言

バーナンキ議長は議会証言後の質疑応答で、「一定期間を過ぎても 米金融当局が過剰な国債を保有していた場合には市場の機能を著しく損 なうことになるだろう」と述べた上で、「われわれはまだその地点には 到達していないと考えている。しかし最終的には、どの程度購入できる のか、一定の上限がある」と答えた。

さらに市場に悪影響を及ぼす購入水準がどの程度なのか「具体的な 数値」はないとしながらも、「今の段階ではまだ購入の余地がある」と 続けた。

原題:Bernanke Considers How Much Treasury Buying Is Too Much: Economy(抜粋)

--取材協力:Jody Shenn、Daniel Kruger.

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