スペイン、国家救済を再度否定-要請は銀行救済のみと経済相

スペインは同国の銀行を支援するた めに欧州から受ける救済融資について、1.5%程度の金利を支払う見込 みだ。デギンドス経済・競争力相が23日明らかにした。同相はスペイン の国家救済の必要性をあらためて否定した。

デギンドス経済相は議会で、救済融資は変動金利で基本金利と手数 料から構成されるとし、「1.5%前後になると言ってよいと思う」と述 べた。スペインの銀行再建基金(FROB)は銀行が発行する偶発転換 証券(自己資本が一定水準を下回ると株式に転換される証券、CoC o)によって8%余りのリターンを得ると付け加えた。

国債利回り急上昇で市場での資金調達が難しくなり、債務の維持負 担が急増する中で、スペイン政府は銀行救済のための金融支援を欧州に 要請した。10年債利回りはこの日、7.57%に達した。

デギンドス経済相は、市場の緊張は「ユーロプロジェクトへの疑 念」が原因だと発言。この疑念を1国だけの取り組みで解消することは できないと説明した。スペインの国家救済の要請について引き続き可能 性を排除するかとの問いには、「もちろんだ」と答えた。救済合意は欧 州で利用可能な他の救済メカニズムにも言及しているが、スペイン政府 が要請したのは銀行への支援だけだと強調した。

また、政府は債券市場における投機的な動きを抑えるための行動を 取ることはできないとし、それは通貨同盟の中の「他の機関」の役目だ と指摘した。

バッドバンク

救済に関する7月20日の覚書は「支援対象銀行の問題資産」を買い 取る資産運用会社、いわゆるバッドバンクの設立を定めている。11月ま でに業務を開始するバッドバンクは主に、不動産開発向けローンと差し 押さえ物件を買い取るほか、「顕著な悪化の兆候があればその他の資 産」を購入するという。

バッドバンクは欧州中央銀行(ECB)のオペの担保に適格の債券 によって資金を調達し、バッドバンクに資産を売却する銀行は現金また はバッドバンクの株式、あるいは同バンクが発行する政府保証付き債券 で支払いを受ける公算だとデギンドス経済相は説明した。

原題:Spain to Pay About 1.5% on Bank Bailout Loans, Guindos Says (1)(抜粋)