ユーロ圏:政府債務が共通通貨導入後の最大水準に~1-3月

ユーロ圏各国政府の債務が1-3月 (第1四半期)に、共通通貨導入後の最大となった。域内の多くの国が 財政危機に見舞われている。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)の23日の発表による と、ユーロ圏の政府債務は域内総生産(GDP)の88.2%と、2011年10 -12月(第4四半期)の87.3%から拡大した。第1四半期の比率は1999 年のユーロ導入以来で最大。

国別ではギリシャが最大で、GDP比132.4%。債務再編によって 前四半期の165.3%からは低下した。

イタリアが2番目の高さで123.3%と、第4四半期の120.1%から増 大。スペインは72.1%(第4四半期は68.5%)に増えた。

各国の債務返済能力を投資家が疑問視し、ユーロ圏の一部の国の国 債利回りは上昇。5カ国が救済要請に追い込まれている。EUの欧州委 員会と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の通称トロイ カは24日にアテネ入りする。ギリシャ政府が救済合意の条件を履行する ことへの疑念が強まる一方で、同国への追加支援についてユーロ圏諸国 の姿勢は慎重さを増している。

1-3月の債務の対GDP比はユーロ圏17カ国中15カ国で高まっ た。低下は史上最大規模の債務再編を実施したギリシャを除くと、フィ ンランドのみ。債務比率が最低だったのは6.6%のエストニアだった。

原題:Euro-Area Debt Rises to Highest Since Single Currency Began (1)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.