香港株:ハンセン指数が2カ月ぶり大幅安-中国と欧州を懸念

香港株式相場は下落。ハンセン指 数が2カ月ぶりの大幅な下落率となった。中国人民銀行(中央銀行)の 貨幣政策委員が同国の経済成長は一段と減速する恐れがあるとの予想を 示したことに加え、ギリシャのユーロ圏離脱観測が再浮上したことが重 しとなった。

欧州最大の銀行、英HSBCホールディングス(5 HK)は5.7% 安。売り上げの大半を欧州に依存する衣料小売りのエスプリ・ホールデ ィングス(330 HK)は1.9%下げた。国際通貨基金(IMF)や欧州中 央銀行(ECB)などはギリシャ訪問団を派遣し、支援条件の達成に向 けた同国の取り組みの進展を評価する。スペインは24日に証券入札を実 施する。

減益見通しを明らかにした港湾運営の招商局国際(144 HK) は5.9%安。仏クレディ・アグリコルからCLSA部門を買収すること で合意した中国の証券会社、中信証券(CITIC証券、6030 HK) は7.3%下落した。

ハンセン指数は前週末比587.33ポイント(3%)安の19053.47で、 先週の上昇分を1日で消した。指数を構成する49銘柄のうち上昇は1銘 柄で、他は全て下落した。ハンセン中国企業株(H株)指数は同3.1% 安の9271.60。

パイパー・ジャフレー・アジア・セキュリティーズのプリンシパル トレーダー、アンドルー・サリバン氏は「欧州に関したより前向きな見 通しが示されるまで、中国はプレッシャーにさらされるだろう」と指 摘。「ここへきてスペイン問題が浮上したことで、ユーロ崩壊の可能性 は以前より高まっているように見える」と述べた。

原題:Hong Kong Stocks Fall on Slow China Growth, Greece Exit Concern(抜粋)

--取材協力:Susan Li.