スペインのリセッション深まる-4-6月GDP前期比0.4%減

スペインのリセッション(景気後 退)は4-6月(第2四半期)に深まった。民主化以降で最も厳しい緊 縮財政措置が同国経済を3四半期連続のマイナス成長に追い込んだ。ス ペイン銀行(中央銀行)のデータが示した。

中銀が月報で23日公表した推計値によると、スペインの第2四半期 の国内総生産(GDP)は前期比0.4%減となった。1-3月(第1四 半期)は0.3%のマイナス成長だった。中銀によると、第2四半期 GDPは前年同期比では1%減。

中銀は第2四半期について「内需は前四半期よりも大幅に減退し た」とし、一方で輸出には「緩やかな回復」が見られたと指摘した。

ラホイ首相は先週、昨年12月30日以来で4回目の増税・歳出削減策 を発表した。銀行再建向けに加えた追加の救済は必要ないと市場に納得 させるのが狙いだが、2014年までに計画される財政緊縮の規模はGDP の10%を超えた。

中銀によると、第2四半期の内需は1.2%減(前四半期は0.5% 減)。失業が増え家計が貯蓄を取り崩しているほか、可処分所得縮小で 債務返済能力も低下していると中銀は分析した。

スペイン10年債利回りはこの日、一時26ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)上昇の7.57%となった。ドイツ10年債との利回り格差 は6.42ポイントに達した。

政府が11日に打ち出した650億ユーロ規模の緊縮策は財政改善に役 立ちそうなものの、同国が欧州連合(EU)と合意した財政赤字の最新 目標の達成は税収減によって危うくなると中銀は指摘した。

中銀はまた、輸出の経済への寄与は第2四半期に前四半期に比べ高 まったものの、労働コスト低下はまだ競争力回復に十分ではないとの見 解も示した。

原題:Spanish Recession Deepens With 0.4% GDP Drop, Bank of Spain Says(抜粋)