世界の鉱山業界、コスト増で開発からM&Aへ移行か-E&Y

世界の鉱山業界がプロジェクト開発 からM&A(合併・買収)へと移行し、7-12月(下期)にM&Aが増 加するとの見通しを、米会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(E& Y)が示した。鉱山業界がコスト増と金属価格の下落に直面しているこ とを理由として挙げた。

E&Yの世界鉱山業界M&A担当責任者、リー・ダウンハム氏は 「コストは10-50%増加している」と指摘。「株式のバリュエーション (価値評価)が低下しつつある中、コストは増加している。このため、 M&Aか開発かという議論でM&Aへの移行が選好されている」と述べ た。

E&Yが23日発表したリポートによると、鉱山業界のM&A総額は 1-6月(上期)に38%減少し557億ドル(約4兆3500億円)となっ た。完了案件数は前年同期比で19%減の470件。石炭関連が124億ドルで 最も多かった。

鉱山最大手の豪英系BHPビリトンと3位の英豪系リオ・ティント は設備投資の削減を発表している。BHPのジャック・ナッサー会長は 5月16日、同社の投資が5年間の投資目標である800億ドルを下回ると 予想。リオ・ティントのトム・アルバネーゼ最高経営責任者(CEO) も同月10日、世界景気の軟化に加えコストが最大100%増加したことを 理由に鉱山拡張について段階的なアプローチを取る方針を示した。同社 が開発中の主要プロジェクトの規模は総額330億ドルを超える。

原題:Miners Shifting to ‘Buy’ From ‘Build’ After Costs Rise, E&Y Says(抜粋)

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