スズキ株が3年半ぶり安値、暴動の印工場で操業停止続く-東京市場

スズキの株価が、およそ3年半ぶり の安値水準となっている。主力のインド市場にある子会社の工場で暴動 が発生し、操業再開のめどは立っていない。

スズキ株は一時、前週末比2.3%安の1389円を付けた。これは2009 年2月以来の低水準。4月4日には2072円の高値を付けたが、その後は 下落傾向となり、印工場の暴動が明らかになった19日に急落した。

インドの乗用車生産で最大手マルチ・スズキ・インディアでは18 日、首都ニューデリー近郊、ハリヤナ州のマネサール工場で暴動が発生 し、管理職1人が死亡、多数の負傷者が出た。マルチ・スズキは暴動の 調査が完了するまで生産を再開しない方針を表明した。マルチ・スズキ は、スズキが株式過半数を握る。

マルチ・スズキのR・C・バルガバ会長は21日、ニューデリーで記 者団に対し、マネサール工場の減産分を補うため自動車を輸入すること はない述べた。調査に要する期間や労働者が工場に戻ることが可能にな る時期は明らかにしなかった。一方、グルガオン工場はフル生産が続い ているという。

髙木証券の勇崎聡投資情報部長は、今後の株価の見通しについて、 現地の調査にかかる期間、操業再開時期を見極めることが必要になると 指摘、株価は「ここの部分がクリアになってこないと動きにくいはず」 と述べた。

マルチ・スズキにはグルガオン工場とマネサール工場があり、年間 生産能力はそれぞれ90万台と60万台。マネサール工場は来年85万台に増 強する計画だった。

--取材協力:Anna Mukai Editors: 谷合謙三, 淡路毅

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