米干ばつ、水圧破砕業者に水節約圧力-費用負担増大か

過去半世紀で最悪の干ばつに見舞わ れている米国で、天然ガス掘削のため数百万ガロンの水を使う水圧破砕 業者に節約圧力がかかっている。

テキサス、コロラドからペンシルベニア州にかけて農家、反対運動 家たちが雨不足を理由に、水圧破砕業者に水をリサイクルし使用量を減 らすよう圧力をかけている。業界にとっては大きな費用負担になりそう だ。

デボン・エナジーはリサイクル費用について廃水を深井戸に注入す るよりも最大75%余計に掛かると試算する。廃水注入は地震との関連性 が取り沙汰されており、批判を招いている。

ワイオミング、コロラド、ニューメキシコ州の農家の団体、ロッキ ー山脈農業連合の再生可能エネルギー開発課長、ビル・ミッドキャップ 氏は「石油・ガス会社にもっとうまく水を使ってほしいだけだ。未来や 水の価格に懸念がある。将来に目を転じると農業から水を奪うことにな りかねない」と述べた。

テキサス州の環境保護団体は州議会に来年中に水資源保全法を制定 するよう働き掛けている。ペンシルベニア州のサスケハナ河川流域委員 会は16日、タリスマン・エナジー、チェサピーク・エナジー、エクソン モービルなどの取水を停止した。

ペンシルベニア州環境保護局によると、マーセラス層の掘削で使わ れる水量は、州全体の1日の使用量94億8000万ガロンの0.1%未満。

テキサス州とペンシルベニア州で事業を展開するタリスマンは、取 水量が制限されても大きな影響は受けていない。同社広報担当のバー タ・ゴメス氏は電子メールで、リグ(掘削設備)があるテキサス州では 「まとまった量の雨」が報告されている上、ガス価格の低下でマーセラ ス層の掘削は規模を縮小していると述べた。

原題:Drought Helps Fracking Foes Build Momentum for Recycling: Energy(抜粋)

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

堀江広美 +81-3-3201-8913 hhorie@bloomberg.net;

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE