LIBOR報告、「英中銀への言及外した方が良い」-通信記録

イングランド銀行(英中央銀行) は、英国銀行協会(BBA)が2008年に実施したロンドン銀行間取引金 利(LIBOR)に関する調査において、同中銀の名前を調査報告書か ら外すことを望んだ。BBAのガバナンス改善が十分ではないとの懸念 を抱いていたためだ。

こうしたイングランド銀の認識は、LIBORをめぐる同中銀と BBA、ニューヨーク連銀の間の80ページに及ぶやり取りの記録で分か った。この記録は、LIBORスキャンダルを調査する英議員らが今週 に入り開示を求めていたもので、20日に公開された。

それによればイングランド銀のマイケル・クロス氏は同僚に宛てた メモで、「ガバナンスの面では、BBAがやると言っていることは今の ところ大まかには徐々に合理性が増しているように思われる。ただしわ れわれは、BBAのガバナンスが十分行き届かない可能性があると懸念 している」とし、「それを踏まえると、イングランド銀(そして米連邦 準備制度)への直接的および間接的な言及は外した方が良いかもしれな い」と記した。

このメモは2008年6月4日付で、BBAがLIBORの調査報告書 を公表する1週間前となる。また同じ日のメモで、イングランド銀のキ ング総裁が「イングランド銀への言及を外し、『全ての利害関係者』に 置き換えるべきだという考えに同意している」との記述も存在する。キ ング総裁は5月31日付のメモで、BBAの当初の提案は「全然適切では ない」と思われると指摘していた。

原題:BOE Didn’t Want Its Name on Libor Review Over Governance Issues(抜粋)

--取材協力:Scott Hamilton、Jennifer Ryan、Fergal O’Brien.

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