今日の国内市況(7月20日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は 以下の通り。

●日本株反落し1カ月ぶり安値、金融主導で午後一段安-米動向警戒

東京株式相場は反落し、TOPIXは終値で約1カ月ぶりの安値。 前日の米国金融株が下落した影響を受け、証券や保険、銀行など金融 セクターが東証1部33業種の下落率上位に並んだ。海運や鉄鋼株も売 られ、鉱業を除く32業種が下落。低調な米経済統計、スペイン債利回 りの上昇も投資家心理の重し。

TOPIXの終値は前日比13.31ポイント(1.8%)安の733.82、 日経平均株価は125円68銭(1.4%)安の8669円87銭。TOPIX は6月15日、日経平均は同26日以来の安値水準。

三菱UFJ投信株式運用部の内田浩二チーフファンドマネジャー は、米国景気や欧州債務問題への不安が払しょくされず、「買う材料が ない。売られたら売られっぱなしだ」と指摘。外需関連企業は下がる ところまで下がっているが、「米国の量的緩和第3弾の可能性から、さ らなる円高懸念もあり、投資家は手を出せない」と話していた。

●債券反落、先物9年ぶり高値更新で警戒-超長期債に反動の売り

債券相場は反落。先物相場が9年ぶり高値を更新し、長期金利が 連日で9年ぶり低水準を付けたことで警戒感が強まり、売りが優勢に なった。前日まで超長期債主導で上昇が続いたことの反動売りも相場 の重しとなった。

RBS証券の福永顕人チーフ債券ストラテジストは「きのう利回 り曲線が大きくブル・フラット(平たん)化したことの反動が出てい る」と説明。日本証券業協会が発表した6月の国債投資家別売買動向 で超長期債について「生保・損保の実需の買いはあまり多くなく、短 期のディーリング取引が中心とみられることも嫌気された」とも話し ていた。

東京先物市場で中心限月9月物は、前日比4銭安の144円45銭で 開始し、一時は144円41銭まで下落した。しかし、午後に入ると水準 を切り上げ、日経平均株価の下げが加速すると4銭高の144円53銭ま で上昇。中心限月で2003年6月以来の高値を付けた。その後は再び水 準を切り下げ、結局3銭安の144円46銭で引けた。

●ユーロ下落、欧州の先行き不安で-アジア株安でリスク回避も

東京外国為替市場ではユーロが下落。スペインの国債利回りが再 び7%台に乗せるなど、ユーロ圏の金融問題をめぐる先行き不透明感 が根強く、この日はアジア株の下落を背景としたリスク回避の動きも 相まって、ユーロ売り圧力が強まった。

外為どっとコム総合研究所のジェルベズ久美子研究員は、欧州情 勢に関しては大きな材料が一服し、「漫然とした不安」が残ると指摘。 この日はユーロ圏財務相の電話会議が控えているが、市場が楽観に傾 くような内容は「全く期待できない」と言い、「リスクテークというム ード」になれない中で、アジア株の軟調を背景とした持ち高調整に伴 ってオーストラリア・ドルやユーロを中心にクロス・円(ドル以外の 通貨の対円相場)の売り(円は買い)が出やすかったと説明した。

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