韓国:国債利回りが経済見通しの悪化示唆、中銀に利下げ迫る

韓国の債券市場は同国の経済見通し の悪化を示唆しており、韓国銀行(中央銀行)は追加利下げを余儀なく される可能性がある。同中銀は先週、この3年余りで初の利下げに踏み 切っている。

ブルームバーグが集計したデータによると、韓国国債の3年物と10 年物の利回り格差(スプレッド)は今週、5ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)縮小して27bpと、昨年9月以降で最も小さくな った。満期が長めの証券に対する需要が高まる中で、同国政府が16日に 発行した10年債の平均落札利回りは3.25%と2001年以来の低水準にとど まった。

コリア・インベストメント・マネジメントの債券部門ディレクタ ー、リー・ドユン氏(ソウル在勤)は19日、「政策金利が引き下げられ るまでスプレッドは縮小するだろう。その後は、期間が短めの国債利回 りが一段と低下することで、スプレッドは拡大する」と予想。「海外の 景気減速と、国内のインフレ鈍化に伴い、韓国中銀は9月に政策金利 を2.75%に引き下げる可能性がある」との見方を示した。

2017年3月償還の韓国国債(表面利率3.5%)の利回りは18日 に2.99%に低下した。5年債利回りが政策金利(3%)を下回るのは08 年10年以来。3年債と10年債の利回りはそれぞれ2.89%、3.15%と、い ずれも過去最低を更新している。ブルームバーグが集計したデータによ れば、金利先渡取引は半年以内に0.5ポイントの利下げを織り込んでい る。

原題:South Korean Yield Curve Signals BOK to Cut Rate on Slow Growth(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE