IBMなどが1時間ごとに株価上下-コンピュータ取引原因か

米ダウ工業株30種平均を代表する 3銘柄に投資する投資家は19日、1時間ごとに繰り返される株価の上下 変動に悩まされた。この値動きについてはコンピュータ取引の結果だと の見方が強まっている。

ブルームバーグのデータによると、IBM、マクドナルド、コカコ ーラの3社の株価は1時間ごとに連続的にそれぞれの時間の安値と高値 の間を行き来した。IBMは約1%高で取引を終了したものの、日中の 取引パターンは3社の大きなニュースに反応した結果ではなかった。3 銘柄の出来高の合計は34億2000万ドル(約2700億円)に上った。

監督当局は、この10年間で市場の構造改革を進める中、米国で注目 度が高まっているコンピューター取引戦略への監視を強化している。米 証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)は、あ るブローカーの取引アルゴリズムが、2010年5月の株価急落を引き起こ す要因になったとの見方を示した。この時、20分足らずの間に米国株の 時価総額8620億ドルが失われた。

米デラウェア大学のアルフレッド・ラーナー・カレッジ・オブ・ビ ジネス・アンド・エコノミクスで学部長を務めるブルース・ウェバー氏 は電話インタビューで、「誰かが30分毎に売りを出すかあるいは買いを 入れるアルゴリズムを利用したソフトウエアを使っていたのかもしれな い」と指摘。「コカコーラの株価がこのように上下し、1時間ごとに変 動を繰り返すというのは、当惑させる出来事だ。市場の機能に対する投 資家の信頼を高めることにはならない」との見方を示した。

原題:Investors Whipsawed by Hourly Price Swings in IBM, Coca-Cola (1)(抜粋)

--取材協力:Julia Leite.