アジア株:MSCI指数、下落-中国は不動産規制維持の観測

20日のアジア株式相場は下落。指標 のMSCIアジア太平洋指数は週間ベースの上げ幅を縮小した。中国が 不動産価格の抑制策を維持するとの観測に加え、米経済指標が予想を下 回ったことが響いた。

香港市場では、全収入を中国本土で稼ぐ不動産開発の世茂房地産 が1.4%下落。政府は不動産抑制策を緩めないとする新華社通信の報道 が響いた。半導体ファウンドリー(受託生産)世界最大手、台湾の台湾 積体電路製造(TSMC)は台北市場で1%安。世界経済の弱さを理由 に、10-12月(第4四半期)の売上高が「落ち込む」との見通しを示し たことで売られた。トヨタ自動車も安い。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時21分現在、前日 比0.8%安の116.63。構成銘柄のうち、値下がりと値上がりの比率は約 5対3。この結果、今週の上昇率は1.2%に縮小した。

プラティパス・アセット・マネジメントで資産運用に携わるプラサ ド・パトカル氏(シドニー在勤)は「景気回復の状況は依然として不透 明だ」と指摘。「どんな場合にも株式投資家には忍耐が必要だが、今は 一段とそれが求められる」と述べた。

原題:Asian Stocks Pare Weekly Gain on U.S. Data, China Property Curbs(抜粋)