ハイネケン、アジア合弁の買収を提案-タイ富豪に警戒感

世界3位のビールメーカー、オラン ダのハイネケンは、合弁会社アジア・パシフィック・ブリュワリーズ (APB)の買収に向け最大60億米ドル(約4700億円)を投じる方針 だ。タイの富豪チャロエン氏のAPBへの影響力の拡大阻止を図る。

ハイネケンは、合弁相手であるシンガポールのフレーザー・アン ド・ニーブ(F&N)を含めた他のAPBの株主から同社株を買い取る ため最大75億シンガポール・ドル(約4700億円)を支払うと提案した。 タイガービールを生産しているAPBは現在、ハイネケンが42%を保 有。F&Nの持ち分は40%となっている。

チャロエン氏率いるTCCグループが経営権を握るタイ・ビバレッ ジは今週、F&Nの持ち分22%を買い入れる計画を提示。同氏の娘むこ が所有する会社はAPBの持ち分約8.4%の購入を進めている。

ハイネケンはF&NのAPB持ち分を1株当たり50シンガポール・ ドルで買い取る計画。APBの19日終値42シンガポール・ドルを19%上 回る額となる。チャロエン氏の娘むこの会社が示した買い取り提示額 は45シンガポール・ドル。

ジャパンインベストの大和樹彦副調査部長によれば、F&Nに 約15%出資するキリンホールディングスは、ハイネケンのAPB買収を 阻止しない見込み。

ハイネケンは発表文で、ここ数年はメキシコやインド、ブラジル、 アフリカで買収を進めており、新興市場での事業拡大を図っていると表 明した。

原題:Heineken to Block Thai Billionaire With $6 Billion Beer Bid (3)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE