米モルガンSが債券事業縮小へ、来年末までリスク資産25%減

米モルガン・スタンレーのゴーマン 最高経営責任者(CEO)は19日、債券部門を縮小する計画を発表し た。同行の債券トレーディング収入は、ウォール街の大手銀の中で最も 大きく減少している。

モルガン・スタンレーは過去9カ月間で既に、債券部門のリスク加 重資産(RWA)を15%削減した。ゴーマンCEOがアナリストとの電 話会議で明らかにした。削減幅は2013年中に25%に達する見込みだとい う。ゴーマンCEOは同行のRWA総額を公表することは控えた。

国際決済銀行(BIS)のバーゼル銀行監督委員会による新規制に 対応するため、ウォール街の大手銀各行は収入減にもかかわらず資本増 強を余儀なくされている。米銀上位5行の債券トレーディング収入は第 2四半期に10%(会計調整前)減少。中でもモルガン・スタンレー は60%減と最も落ち込みが激しい。

ルース・ポラット最高財務責任者(CFO、54)はこの日の電話会 議で、「債券部門にはあってもよい事業もあるが、不可欠ではないし、 RWAに偏っている」とし、「入り組んだ事業の削減を進めることに は、資本面だけでなく資金調達や経費上の利点もある」と説明。仕組債 や投資適格級の証券化部門が事業縮小の対象となる可能性があるとい う。

原題:Gorman Pledges to Shrink Morgan Stanley’s Fixed-Income Business(抜粋)

--取材協力:Erik Schatzker、Stephanie Ruhle.