コマツ会長:鉱山開発需要が中国の不振を緩和-今期の営業増益は可能

世界2位の建設機械メーカーであ るコマツの坂根正弘会長は、「中南米やアフリカで鉱山開発用の建機需 要が旺盛」なため、今期(2013年3月期)は主力である中国での予想 外の不振にもかかわらず、営業増益が可能との見方を示した。

軽井沢で開かれている日本経団連の夏季フォーラム会場で19日、 ブルームバーグ・ニュースに語った。現行の今期営業益予想は前期比 23%増の3150億円。同社の野路國夫社長は5日のインタビューで中国 市場について、金融引き締めの影響で需要回復は難しいとしていた。

坂根氏は中国市場が「少なくとも年内は厳しい」としたものの、市 況が安定している銅や鉄鉱石を採掘する建機の需要増で、ある程度はカ バー可能だと説明。先進国に関しては、欧州での不調を米国の住宅着工 回復や日本の震災復興需要で補える、と述べた。

BNPパリバ証券は18日付リポートで、コマツを新規に「買い」 に格付けし、世界の建設・鉱山業界の悲観的見通しはすでに株価に織り 込まれていると指摘。これを受け19日のコマツ株価は前日比4.3%高 まで買われた。終値は同3.3%高の1744円。