スペイン入札:利回り急上昇、需要は低下-既発債も下落

スペイン政府は19日に入札を実施 し、2・5・7年債を合わせて29億8000万ユーロ(約2880億円)相当発 行した。目標上限は30億ユーロだった。落札利回りは前回に比べ大きく 上昇、需要は後退し、流通市場の既発債相場は入札後に下落した。

2014年償還債の平均落札利回りは5.204%と前回入札時(6月7 日)の4.335%を上回った。5年債の利回りは6.459%と6月21日入札時 の6.072%から上昇。7年債の利回りは6.701%となった。

2年債の応札倍率は1.9倍と6月の入札時の4.26倍から低下した。 5年債も2.06倍と先月の3.44倍を下回った。

BNPパリバの債券ストラテジスト、イオアニス・ソコス氏(ロン ドン在勤)は電話インタビューで、「良いことが1つもないようだ」と して、欧州中央銀行(ECB)の3年物資金供給の効果が薄れたことで 「スペインの銀行は同国債をあまり積極的に買わなくなっている」と指 摘した。

首都マドリードでは議員らが、バリケードと警察に守られた議会の 中で歳出削減を審議している。

入札後の流通市場で10年債利回りは7%を超えた。マドリード時間 午前11時25分(日本時間午後6時25分)の利回りは7.03%。

スペインは利払い負担を抑えるため10年債を避け、年限が短めの国 債を発行しているが、流通市場の5年債利回りもこの日6.4%とな り、10年債との利回り格差は60ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)余りと1月に付けた154bpから縮小している。

原題:Spanish Borrowing Costs Surge as Demand Weakens at Debt Sale (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE