香港株(終了):上昇、中国の緩和観測と米住宅指標で

香港株式相場は上昇。中国が景気を 支える追加措置に踏み込むとの観測が広がったほか、6月の米住宅着工 件数が2008年以来の高水準となったことが寄与した。

時価総額で中国本土5位の銀行、交通銀行(3328 HK)は3.3%高。 スワップ市場では大手行向け預金準備率がさらに引き下げられる可能性 が織り込まれている。中国工商銀行(1398 HK)や中国農業銀行(1288 HK)も高い。

中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は2.9%高。原油相場が7週 間ぶり高値近くとなったことから買われた。売上高の半分以上を米国で 稼ぐソファーメーカーのマンワー・ホールディングス(敏華、1999 HK)は4.9%上昇した。

ハンセン指数は前日比319.17ポイント(1.7%)高の19559.05で終 了。構成49銘柄中、45銘柄が値上がりした。ハンセン中国企業株(H 株)指数は同2.4%高の9514.85。

RBCグローバル・アセット・マネジメント(香港)で11億ドル (約865億円)相当の運用を手掛ける武田洋二氏は、「これまでのとこ ろ中国経済が底入れしつつあることを示す明確な兆しはない」と指摘。 「米市場は堅調で、住宅指標は予想よりやや強かった。恐らくこれは米 国の比較的安定した成長環境を示している。市場には安心感が広がって おり、今後は買い戻しが見られるだろう」と予想した。

原題:Hong Kong Stocks Rise on China Easing Speculation, U.S. Housing(抜粋)