今日の国内市況(7月19日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場は 以下の通り。

●TOPIX10日ぶり反発、輸出や資源、金融買い-米住宅底打ち

東京株式相場は、TOPIXが10営業日ぶりに反発。米国で住宅 市況の底打ち感が強まっているほか、原油先物の続伸などを好感し、 電機や機械など輸出関連、石油・石炭製品や鉱業など資源関連、保険 など金融株中心に高い。直近の続落局面で下げがきつかった海運株も 買われた。

TOPIXの終値は前日比6.67ポイント(0.9%)高の747.13、 日経平均株価は同68円81銭(0.8%)高の8795円55銭。日経平均は 一時、109円高の8835円まで上昇した。

ベイビュー・アセット・マネジメントの高松一郎運用第2部長は、 「米国の企業決算は思ったほど悪くない。7月辺りから小売りが回復 してきているという話も聞いており、米国は足元改善している」と指 摘。日本株は中国の成長鈍化、外需企業の業績下振れなど「悪材料は すべて織り込んでいる印象で、夏にかけて回復する展開」とみる。

●債券続伸、先物は約9年ぶり高値-超長期債も10年以来の低利回り

債券相場は続伸。海外金利の低下や円高、株価の伸び悩みに加え、 5年債入札の順調な結果を受け、先物相場は約9年ぶり高値を付けた。 現物市場でも超長期債利回りが約2年ぶりの水準まで下げるなど買い が優勢だった。

東京先物市場で中心限月9月物は前日比5銭高の144円47銭で開 始。午前9時30分前後には1銭安の144円41銭まで下げたが、その 後は円高や株価の伸び悩みを背景に上昇基調を強めた。引け間際には 8銭高の144円50銭と、中心限月として約9年ぶりの高値を記録。結 局は7銭高の144円49銭で取引を終えた。

クレディ・スイス証券の海老原慎司債券ストラテジストは「5年 債入札は順当な結果だった。付利金利があるので金利低下余地は限定 的だが、一方で日銀は資金供給における札割れ対策を整備しており、 市場は追加アクションにも期待している」と指摘。「世界的に景気減速 懸念が根強いことが債券市場全体をサポートしている。夏場にかけて、 引き続き残高積み上げの需要は強い見込みだ」と語った。

●ドルが対円で6週間ぶり安値、株高や米長期金利低下で売り圧力

東京外国為替市場ではドルが対円で約6週間ぶり安値に下落。米 長期金利の低下や堅調な株価を背景にドル売り圧力がかかりやすく、 ドル・円はじりじりと値を切り下げる展開となった。

ドル・円は1ドル=78円後半から一時、6月5日以来の水準とな る78円47銭までドル売り・円買いが進行。その後はもみ合いとなり、 午後3時45分現在は78円59銭前後で推移している。

JPモルガン・チェース銀行債券為替調査部の棚瀬順哉チーフF Xストラテジストは、「株価が堅調な中でドルが弱含み、それがドル・ 円を押し下げるという流れにきのうのニューヨーク時間からなってい る」と説明した。

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