北京の高級物件販売好調-規制継続でも購入者は値上がり期待

中国の不動産開発会社、融創中国が 北京で手掛ける住宅プロジェクト、融創西山壹號院(ウエストシャト ー)の販売額が6月に約50%増加した。同国政府は住宅市場を抑制する 方針を堅持しているものの、価格回復を見込む購入者を呼び込むため同 社は新規物件を公開した。

同プロジェクトの販売担当副マネジャー、銷售額氏は10日のインタ ビューで、住宅価格抑制を目指す当局の政策をめぐる不透明感につい て、「1-6月(上期)は霧の中で目をこらして花を見ているような感 覚だった」と表現。「今は太陽の光が多少見えてきたが、いずれは雲が 消え去る可能性が高い」と語った。

中国では地方政府が住宅規制を一部緩和し、中国人民銀行(中央銀 行)が利下げに踏み切る中で不動産販売が回復、価格は上昇している。

クレディ・スイス・グループのアナリスト、陳昌華氏は香港からの 電話インタビューで、これまでは不動産販売の増加がその後の価格上昇 につながったとした上で、「歴史は繰り返すという可能性が残ってい る」と指摘。同氏は4日のリポートで、過去のサイクルと同様に当局が 「緩やかに引き締め策を解除」していった場合、20-30%値上がりする 可能性があるとの見方を示した。

銷氏によると、西山壹號院の6月の販売額は約6億5000万元(約80 億円)に増加。3月以降の販売額は1カ月当たり4億元余りだった。融 創が第3期プロジェクトの集合住宅3棟の予約を開始した先月9日、物 件の8割に対して購入希望者が頭金を支払った。同社にはプライベート エクイティ(未公開株、PE)投資会社の米ベイン・キャピタルが一部 出資する。第3期物件の平均価格は1500万元。同プロジェクトの平均販 売価格は今年15-25%上昇しているという。

原題:Buyers Bet Wen Can’t Keep Lid on Prices as China Home Sales Rise(抜粋)

--取材協力:Michael Wei.

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