【個別銘柄】安川電が急伸、スズキに売り、ワイヤレスG初値93%高

きょうの日本株市場で、株価変動材 料があった銘柄の終値は以下の通り。

安川電機(6506):前日比8.4%高の569円。主力のモーションコン トロール(MC)の受注回復を理由に、4-9月期の連結営業利益予想 を従来比50%増の45億円に(前年同期比51%減)に上方修正した。クレ ディ・スイス証券の黒田真路アナリストは19日付の投資家向けメモで、 第1四半期は想定以上の好決算で、ショートカバーも加わり、株価はや やポジティブな反応をすると予想していた。

JT(2914):2.4%高の2468円。メリルリンチ日本証券は投資判 断を「中立」から「買い」に、目標株価を2400円から2900円に引き上げ た。北見雅昭アナリストは、たばこ値上げ見込みを勘案した国内 EBITDA予想の増額と、EV/EBITDA倍率の引き上げを反 映、と18日付英文リポートに記述。株主リターン向上の取り組みがより 鮮明になったことを評価している。

コマツ(6301)と日立建機(6305):コマツが3.3%高の1744円、 日立建機は2.9%高の1372円。BNPパリバ証券が18日付で、新規に投 資判断を「買い」、目標株価はコマツが2500円、日立建機は1900円とし た。アナリストのクリストファー・シンタベイ氏は、世界の建設・鉱山 機械業界の悲観的見通しは株価に織り込み済み、と英文リポートに記 述。同様に同証が新たに投資判断「買い」、目標株価2400円で設定した ダイキン工業(6367)も1.4%高の2072円と買われた。

スズキ(7269):3.8%安の1451円。マルチ・スズキ・インディア は18日、首都ニューデリー近郊の工場で生産を停止したと発表、上司と 従業員との口論から騒動が起こり40人以上の幹部が負傷したという。ク レディ・スイス証券の高橋一生アナリストは株価下落について、きょう は騒動の発生が嫌気されているもようと述べ、収益への影響は事態の収 束時期次第とも指摘していた。

第一三共(4568):2%高の1381円。ジェフリーズ証券が18日付 で、投資判断「買い」を継続、目標株価を1600円から1800円に引き上げ た。熊谷直美アナリストは、同証がインド製薬セクターのカバレッジを 開始したことを受け、第一三共印子会社ランバクシーの業績予想引き上 げを勘案した、とリポートに記述。第一三共の連結営業利益予想につい ては、今期が1159億円(従来1066億円、会社計画1000億円)、来期 が1254億円(同1142億円)、再来期が1468億円(同1234億円)としてい る。

コクヨ(7984):2.2%高の599円。原材料高騰抑制と経費削減など により、1-6月期の連結純利益は従来予想を10%上回る前年同期 比46%増の32億円になったもようと、18日発表した。

東芝テック(6588):9.7%高の293円。12-14年度にかけての中期 経営計画を18日発表、14年度営業利益は前期実績の3倍となる320億円 の目標を掲げた。3年間の設備投資・投融資計画は380億円、研究開発 投資計画は900億円としている。

アルプス電気(6770)とミツミ電機(6767):アルプス電が4.1% 高の481円、ミツミ電は4.3%高の484円。クレディ・スイス証券の金本 昭典アナリストは19日付メモで、アルプス電については、アクチュエー タの数量急回復、車載関連や音響製品の収益性改善が寄与し第2四半期 以降の業績改善が見込めると指摘。ミツミ電に関しては、アクチュエー タの数量増やゲーム関連の作り込みなどもあり、8月での単月黒字転換 が可能としている。同証は両銘柄の投資判断「アウトパフォーム」を継 続。

総合メディカル(4775):2.8%安の2960円。4-6月期の連結営 業利益は前年同期比34%減の6億9500万円だった、と18日に発表。薬局 の新規出店効果で売上高は伸びたが、薬局部門で薬価基準改定の影響や 薬剤師の新卒採用増加の影響が出た。レンタル部門では、地上波デジタ ル対応テレビの新規・入れ替え需要があった反動減もあった。前期 比2.9%増の49億9000万円を見込む13年3月通期計画に対する進ちょく 率は14%

全日本空輸(9202):2.1%安の188円。公募増資に伴う新株発行の 条件を18日に決定、発行価格は1株184円となった。18日終値192円に対 し4.17%のディスカウント率。調達額は最大1751億円となる。当初は 約2100億円の調達を計画していた。発行価格を意識した値動きで、弱含 んだ。

日本ケミカルリサーチ(4552):15%高の891円。英グラクソスミ スクライン(GSK)が、先天性スフィンゴ糖脂質代謝異常症のファブ リー病治療剤で米アミカス社との提携を拡大したと19日発表。両社によ る合剤開発では、日ケミカルがGSKに導出している遺伝子組み換えヒ トα-ガラクトシダーゼAを使用する。日ケミカルでは、自社酵素の市 場性拡大につながるとの認識を示している。ファブリー病の主な症状は 四肢疼痛、角膜混濁、腎臓機能障害、心機能障害などで、症例数は日本 約300人、世界で8000-9000人という。

日本特殊陶業(5334):1%安の940円。クレディ・スイス証券 が18日付で、投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標 株価を1100円から800円に引き下げた。金本昭典アナリストは、円高や センサーの出荷数量下振れ、セラミックパッケージ事業の回復鈍化を勘 案し、13年3月期営業利益予想を308億円から226億円(会社計画は270 億円)に減額した、と19日付リポートに記述。

丸八証券(8700):5.9%高の72円。4-6月の業績速報を18日発 表、営業利益は前年同期比52%増の1億600万円だった。相場低迷で株 式等の委託手数料、募集・売り出し等の取扱手数料は減少した半面、外 債取り扱いが増え債券等トレーディング損益が急増した。12年3月通期 実績は3億7900万円、今通期業績見通しは非開示としている。

ファーマフーズ(2929):ストップ高水準となる5000円(17%)高 の3万4000円。12年7月期の営業利益予想を従来の1000万円から4000万 円に上方修正する、と18日発表した。受託試験・共同研究開発事業で、 次期での完了を見込んでいた試験、研究開発が今期で完了する影響が出 るという。前期は4400万円の赤字だった。同社は機能性食品素材の開 発、販売会社。

タケエイ(2151):3.5%高の1727円。7月31日付で東京証券取引 所第1部への市場変更が確定した、と18日に発表。投資家層の拡大を期 待した買いが入った。同社はすでに9日時点で、マザーズから1部また は2部への変更承認を同取引所からは受けていた。タケエイは建設関連 の産業廃棄物の中間処理、再資源化から最終処分までの一体処理事業を 展開する。

ジェイアイエヌ(3046):5.2%高の1587円。既存店売上高が想定 を上回っていることを考慮し、12年8月期の連結営業利益予想を従来 比24%増の26億円(前期比2.4倍)に上方修正すると18日発表した。併 せて、期末配当予想を8円から10円に増額。また、PC・スマートフォ ン用機能性アイウエア「JINS PC」について、東京大学の増田寛次郎名 誉教授を監修医に迎え行った臨床試験で、VDT症候群患者に対する眼 精疲労の改善効果が実証されたとも発表した。野村証券では同日付で、 投資判断「買い」を継続し、目標株価を1600円から1900円に引き上げて いる。

横河電機(6841):2.6%高の798円。海外の制御システム拡大によ り、4-6月期の連結営業利益は前年同期比6倍の30億円前後になった もよう、と19日付の日本経済新聞朝刊が報じた。

ワイヤレスゲート(9419):東証マザーズ市場にきょう新規株式公 開(IPO)した。午後1時すぎに形成した初値は2311円と、公開価格 (1200円)を93%上回った。その後売りに押され、1867円で終了。同社 は、通信事業者や無線LAN(域内通信網)事業者から、Wi-Fiア クセスポイントやWiMAX基地局などの通信網を借り受け、高速無線 インターネット通信サービスを提供する。2012年12月期通期の1株当た り純利益は187円71銭を見込み、公開価格に基づき算出した予想株価収 益率(PER)は6.4倍。