ドイツ銀、資本増強迫られる可能性-クレディSの発表で圧力

ドイツ最大の銀行、ドイツ銀行は資 本増強を迫られる可能性がある。スイスのクレディ・スイス・グループ が監督当局の圧力に屈し、18日に153億スイス・フラン(約1兆2300億 円)規模の資本増強計画を明らかにしたためだ。

メディオバンカのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏(ロ ンドン在勤)は電話インタビューで、クレディ・スイスの今回の発表に 伴い、ドイツ銀とフランスのクレディ・アグリコルの2行が最も資本基 盤が弱い状態に取り残されたと指摘。ドイツ銀は9月に最新の資本計画 を投資家に伝える可能性があるとの見方を示した。同氏はドイツ銀株の 投資判断を「アンダーパフォーム」としている。

同氏は「クレディ・スイスの資本増強措置を受け、ドイツ銀は欧州 で最も脆弱(ぜいじゃく)な銀行2行のうちの1行だ」とし、「今やド イツ銀にプレッシャーがかかっている」と語った。

ドイツ銀は4月26日のプレゼンテーションで、新たな銀行資本規制 「バーゼル3」を完全適用した場合の2013年初めのコアTier1(狭 義の中核的自己資本)比率は7.2%に低下するとの試算を明らかにし た。

バンクハウス・メツラーのアナリスト、ギド・ホイマン氏は「利益 が期待外れなら、ドイツ銀も資本調達を迫られるだろう」と予想。「株 価はかなり下げているため、市場は資本増強をかなり織り込んでいるか もしれない」との見方を示した。ドイツ銀株に対する投資判断は「買 い」としている。

ドイツ銀の株価は年初から約13%下落。ブルームバーグ欧州銀行・ 金融サービス指数(同2.4%下落)のパフォーマンスを下回っている。

同銀の広報担当アーミン・ニーダーマイアー氏は、アナリストのリ ポートに関してコメントを控えた。

原題:Deutsche Bank Pressured to Bolster Capital After Credit Suisse(抜粋)