米アメックス4-6月期:予想を上回る利益、カード利用増加

米クレジットカード会社、アメリカ ン・エキスプレス(アメックス)の4-6月(第2四半期)決算は利益 がアナリスト予想を上回った。顧客の支出増加や貸し倒れ償却率の低下 が寄与した。

18日の発表資料によると、純利益は継続事業ベースで前年同期 比3.4%増の13億4000万ドル(約1056億円、1株当たり1.15ドル)と、 前年同期は13億ドル(1株当たり1.10ドル)から増加。ブルームバーグ が集計したアナリスト24人の予想平均は1株当たり1.10ドルだった。

ケネス・チェノルト最高経営責任者(CEO)率いるアメックスは 米国の消費不振をよそに、富裕層を顧客基盤の柱により多くの取引を自 社のグローバル決済ネットワークに引き込みながら利益拡大を図ってい る。

チェノルトCEOは発表資料で、「非常にまだら模様の経済情勢に もかかわらず、消費者や小規模事業者、法人のカード会員による支出 は、当社の銀行パートナーのネットワークでの取扱量とともに引き続き 堅調だ」との見解を示した。

アメックスの補足資料によると、世界のカード利用額は6.7%増加 し2216億ドル。顧客の平均購入額は1カード当たり3948ドルで、前年同 期比4.8%増。総収入は4.6%増え79億7000万ドル。

18日の米株式市場時間外取引では同社の株価はニューヨーク時間午 後6時39分時点で0.5%安の57.99ドル。年初来上昇率は18日の通常取引 終値時点で24%と、ダウ工業株30種平均構成銘柄ではバンク・オブ・ア メリカ(BOA)とウォルト・ディズニーに次いで3位。

チェノルトCEOは発表資料でアメックスでカード利用の伸びは 「ここ数四半期より緩やかなペースだ」と述べ、「不透明な経済見通し を踏まえ、任意費用の管理を引き続き慎重に行った」と付け加えた。

今月16日の当局提出書類によると、アメックスの6月の貸し倒れ償 却率は2%と、5月の2.2%から低下した。

--取材協力:Alexander Kowalski.